一人暮らしの費用

一人暮しは毎月大きな出費が発生します。
何もしなくても家賃、光熱費、食費などお金はどんどん出ていきます。
家族と一緒に住んでいれば一人暮らしの場合と比べて数万円は得をしているわけです。

多額の貯金など絶対無理と考えるかも知れません。
一人暮しでもお金にゆとりを持つためには、収入を増やすか、支出を減らすしか方法がありません。
まずはすぐにでもできる、支出の見直しをしてみることが大事ではないでしょうか。

節約することを心がける

一人暮らしをしながらお金に困らないようにするためのキーワードは節約です。
なんだかけちくさい感じがするかもしれませんが、節約は無駄なお金を使わない生きるための知恵です。
1日100円を節約できれば、一ヶ月で約3000円、一年で36500円のお金が浮くことになります。
お金を使う時は、たかが100円くらいと考えがちですが、こういった小額のお金が積み重なって出費額は増えていきます。

コツコツと地道な節約を徹底させることで貯金に回したり、他の支出に充てることもできるようになります。

一人暮しはお金が増えないとあきらめないでまずは無駄な出費をなくすことを心がけましょう。

一人暮らしの家計の管理はどうやればいい?

一人暮らしの生活は、支出の回数がどうしても多くなってしまいます。

家賃、電気代、ガス代、水道代、電話代、食費・・・
必要最低限の支出でもかなりあります。これらをそれぞれ、毎月1回は支払わなければなりません。

節約の習慣を身につけるためにはまず自分がいくらくらい支出をおこなっているかの認識が必要です。
そこで支出の記録をつけることをおすすめします。
別に難しいことではありません。
いつ、何に、いくら支払ったかを記録していけばいいのです。

・4/25 電気代 ○○円
・4/26 家賃 ○○円

と簡単につけていくだけでも、月ごとの出費を管理しやすくなります。
紙のノートに枠線を引いて手書きで書いてもいいし、今はスマホのアプリでレシートの画像から自動で家計簿を記録できるものもあります。

まず”支出の記録をつける”という習慣を身に付けるだけでも金銭に対する考え方はかなり変わってきます。

家計管理ツールを賢くつかおう

家計簿アプリ(ソフト)は現在たくさんありますが、中でもマネーフォワードがおすすめです。面倒な金額や内容の入力も、お店のレシートがあればカメラで撮影するだけで、自動認識により入力されます。
他にもオンラインバンク、ネット証券、クレジットカードとの連携機能を利用すれば、日々の収支だけでなく金融資産の管理もできます。

食費の管理が一人暮らし安定への近道

一人暮らしの支出で節約がしやすく効果も大きいのが食費の節約です。

食事は毎日必ずするものです。食生活を見直すことで一回あたりの食費がかなり違ってきます。
一人暮しでは、なるべく自炊をすることをおすすめします。ただし自炊も効率的にやらなければ外食よりも高い支出となってしまうこともあります。

スーパーを賢く利用する

一人暮らしの食材の調達先はスーパーマーケットが一番です。カップラーメンを買うにしてもコンビにでは定価で売られていることがほとんどなのに対し、スーパーでは割引で買えることが多いです。

どうしてもおかずを自分で料理するのが苦痛だと言う人も、お惣菜や冷凍食品を買うという手もあります。
野菜の値段は季節や供給状況で変動します。また鮮度が落ちるのも早いです。

数回分のおかずを作っておく

料理をする際には、食材の費用の他、ガス代、電気代、水道代もかかるため、慣れないうちは自分一人分の食事を作るのに、一般家庭と大して変わらない光熱費がかかってしまうということも十分ありえます。

そこで数回分のおかずをまとめて作り、冷凍保存しておくという方法があります。冷凍機能付きの冷蔵庫が必須になってくるのですが、長い目でみれば断然お得です。

サイクルを作れば食費は節約できる

管理人が一人暮らしを始めてすぐの頃は食事をどうしていいかわからず、かなり困りました。学生だったので毎月の出費は抑えなければならないし、かといって食べないというわけにもいきませんからね。毎日コンビニやスーパーで何か買っていたと思います。

“これでは食費に支出の大部分を持っていかれてしまう”と考え、一定のサイクルを作ることにしました。
まず、一ヶ月間で使う食費は○○円以下にすると決め、一日では大体○○円まで食費に割けるという意識を持つようにしてみました。
そして買い物の回数を減らし週に○回とか、○日置きに買い出しをすることにし、一回の買い物でなるべく数日分の食事がまかなえる様工夫しました。

こうしたサイクルを徹底することで
・無駄な買い物が減った
・食生活の自分なりのスタイルができた
・食費をコントロールできるようなった

という変化が出てきました。

この、自分で作ったサイクルは今もほとんど変わっていません。(管理人注サイト開設当時の状況、現在はここで書いているとおり一人暮らしはしておりませんので状況がちがいます)
自分で作ったルールが、習慣化し食費の管理はしっかりとできるようになりました。

電気・ガス代の節約

電気は生活に必要ですが、毎日使うものなので無駄な使い方をすれば結構な電気代になります。
生活習慣の見直しや少しの工夫で電気代は節約できます。

電気を無駄にしないために

居ない部屋の電灯は消す。付けたまま寝ない

誰も居ない部屋の電灯を長時間付けっ放しにしたり、電灯を付けたまま寝たりするのは電気の無駄使いです。

テレビは付けっ放しにしない

一人暮らしで部屋にいると、ついついテレビを付けたまま過ごしがちです。
寂しいから、ただなんとなく…といって付けっ放しにしておくと積もり積もって結構な電気代になります。
特に見たい番組が無い時はテレビは消しましょう!

電球型蛍光灯を利用する

白熱電球は暖かい感じの光を出せますが、実は消費電力が高めで、照明の寿命も短いのです。
白熱電球とおなじ照明効果で、消費電力が低く、寿命が長いのが電球型蛍光灯です。白熱電球用のソケットがそのまま利用できます。価格は高めですが、消費電力と寿命を考慮すれば結果的に安く済みます。

冷暖房器具(エアコン)は賢く使って節約する

冷暖房の温度を(高め/低め)に調節する

暑い時に冷やそうとすればするほどエアコンはエネルギーを使います。
体調不良の原因にもなりますので、できるだけ冷房は高め、暖房は低めにするよう心がけましょう。

冷暖房の効果を高めるために

・部屋の入り口のドアを閉める—空調を行う面積を狭くした方が早く温度調節できます。
・カーテンを閉める—日光が当たっている部屋は冷えにくいです。
・室外機の周りに物を置かない
・小型扇風機などで空気を循環させる。
※換気は適度に行うようにして下さい。

冷暖房器具はこまめに掃除をする

エアコンはフィルターが汚れてくると電気を余計に消費することになります。
最近は自動で掃除をしてくれるエアコンもありますが、通常のタイプの場合は定期的にメンテナンスをしましょう。

冷蔵庫の節電

周囲の壁とある程度のスペースを空ける

冷蔵庫は中の物を冷やす代わりに外に熱を放出しています。
冷蔵庫は熱の放出ができるよう周囲の壁や棚などとある程度のスペースを空けておく必要があります。

熱を持ったものをそのまま入れない

熱い食べ物や飲み物などをそのまま冷蔵庫の中に入れてしまうと、中の温度が上昇し冷やすのにエネルギーを使います。
熱いものはある程度冷ましてから、冷蔵庫で冷やすようにしてください。

庫内を整理して空気が循環するようにする

冷蔵庫の中をごちゃごちゃにしていると空調の効率が悪くなりエネルギーを消費してしまいます。適度に整理整頓しておきましょう。

開けるのは短い時間、少ない回数を心がける

冷蔵庫のドアを開けると冷たい空気が外に逃げ、一旦温度が下がり、また一定温度まで冷やそうとします。
長い時間冷蔵庫のドアを開けておくと、冷やすのにエネルギーを使います。
また、料理等で必要なものはできるだけまとめて出すようにします。